黄色は止レマ

エッセイあるいはただの戯言

アマチュアバンドが抱える闇 〜オリジナリティ病〜

どうも!元バンドマンです。

元バンドマンって書くと元厨二病みたいな悲愴感が漂うのは何故でしょうね。
そんな事はさておき、私のバンド時代の失敗の一つとしてオリジナリティ病があります。

オリジナリティ病とは、独自性を追求するあまり作品に対して公正なジャッジが下せなくなる病気です。

今回はこの病気の症状と対策について書いていこうと思います。

主な病状

  • 少しでも聞き覚えのあるフレーズや展開に面した際にヒステリーを起こす
  • 「それ○○に似てる」が口癖
  • 最終的に死に至る(バンドが)

などがあります。

この病気に罹るとバンドメンバーが折角作ってきた曲を鼻で笑ったり、適当な理由をでっち上げて貶し始めたりするのでメンバー関係は最悪です。
更にタチが悪い事に、オリジナリティ病は強い感染性を持っているので、一人発症した場合、大半のメンバーも既に発症しています。

この様な人々が集まって曲を作るので、一向に作業は進みません。
奇跡的に曲が完成しても、大体の場合はよく解らない物になってしまっています。

オリジナリティ病に罹ってしまう人の傾向

  • 具体的な目標がない
  • 自分は他人と違うと思っている
  • 楽器の練習をしない、音楽の勉強をしない

つまり、努力しない割にはなんとかなりたい、と思ってしまっているんですね。

こう書くと判りますが、この様な人はまず成功しません。
いずれバンドを辞めた後、その過去を黒歴史扱いしてしまう事でしょう・・・。

オリジナリティ病に罹ってしまったアナタヘ

オリジナリティ病に罹ってしまったアナタはきっと苦しんでいます。
何故なら自分から生まれた曲が認められないからです。
認められないのは、他の誰かの曲に似てるからだとか、今の流行りに乗っかってるからだとかで、要は外部の影響を受けている事が許せないからです。

断言しますが、影響を受ける事は良い事です。
更に言うと、影響を受けない事には真に新しい物は生み出せません。

月並みな言い方になりますが、真に新しい物とは既存の何かと何かの組み合わせによって産まれます。
もしくは、既存のフォーマットと反対の事をやること 。
これは音楽の歴史が証明しています。←重要
突然変異的に新しい音楽は出てきません。

だから名曲に影響を受けてしまった自分の曲を許してあげてください。
稚拙な自分の曲を許してあげてください。

作品は自分の分身です。
これを認められない事には、アナタは永遠に自分を認められないでしょう。

そして、少しずつ自分の曲を許せてきたらきっと、以前よりも正確に曲の良し悪しが測れる筈です。
・・・そうなれば、自ずとやるべき事は見えてくるでしょう。

なにはともあれ、治療には病気への自覚が必要です
上記の症状に当てはまる人は己の言動を振り返ってみてください。


・・・二十歳頃にやっていたバンドの曲をふと聴き返し悶絶してしまったので、過去の反省を兼ねてこの様なものを書いてみました。
そのバンドは全員がオリジナリティ病に罹ってしまい、活動していた2年の内に3曲しか作る事が出来なかった上、謎の編成と下手な腕前が合わさって"音楽の様な何か"と化してしまっていたのでした。。。

これからバンドを始めようとしている人々、特に中高生の参考になれば幸い。

また、これを読んでくれた方で、「バンドでこんな失敗があるよ!」って人はコメント欄に書き込んでくれると嬉しいです。