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黄色は止レマ

エッセイあるいはただの戯言

謎のオノマトペ「きゃる〜ん」の真実を探す

きらきら、ふわふわ、にこにこ、さらさら、くるくる、もじもじ、よちよち、にやにや、ぺたぺた、etcetc・・・

例に挙げると切りがない程に、日本語には幾多もオノマトペ存在します。
しかも、時代を重ねるごとに新たな言葉が生まれ、その勢いは衰える事を知りません。
そんな中、いつの間にか定着してしまった謎の言葉があります。

それが・・・「きゃる〜ん」です。

用途

主に漫画で、女性が可愛らしい仕草をとった際に効果音として使われます。

可愛いアピールをブーストさせる効能は、かねてから存在する「ブリブリ」や「キャピキャピ」とは一線を画しており、全く意味が解らないにも関わらず謎の説得力があります
前述の二つはネガティブなイメージがそれなりに含まれているのですが、きゃる〜んに関してはもっと純粋に可愛さを表現出来ている気がします。

別パターンとして、「きゃるんっ」や「きゃるるーん」、また発音は不可能ですがより威力を高めた例として「きゃる〜ん☆」等があります。
複合すると「きゃるんっ☆」「きゃるる〜ん☆☆」等のパターンも考えられます。

そんな「きゃる〜ん」ですが、気になって仕方がないので、何故この言葉が生まれたのか?何故可愛く感じるのか?の2点を探ってみたいと思います。

語源

ざっと調べてみたところ、具体的に語源として明言されている物は探せませんでした。

しかしながら、「きゃんきゃんバニー」という18禁ゲームの「スワティ」というヒロインの口癖、という情報を発見。
というか、きゃる~んで検索すると一発で出てきました。 dic.pixiv.net

類似した情報でアイマス菊地真の台詞、という情報も出てきましたが、上記の方が圧倒的に古い(96年)ので、語源としては上記の方が有力です。 dic.nicovideo.jp

語源と思しき物は見つけられつつも、いつ頃からオノマトペとして使われ始めたのかは結局謎のままです。
私が記憶する限りでは、2000年半ばでは既に使われていたように思いますが・・・誰か情報求む。

何故可愛く感じるのか

言葉の専門家ではないのですが、自分なりに考えてみます。

まず、きゃる〜んを分解すると「きゃ」と「る〜ん」の二つに分けられます。
そして「きゃ」が女性らしさを、「る〜ん」が可愛らしさを表現していると考えます。

「きゃ」から連想されるのは黄色い悲鳴です。
上述の「キャピキャピ」や、戯れを表現する際に用いられる「キャッキャ」も同様のルーツを持っていると推測されます。
この二つから我々は「きゃ」から女性的、もしくは楽しむ様を本能的に学習しており、きゃる〜んに遭遇した際に女性的な印象を受けるのです。

次に「る〜ん」ですが、これは「るんるん」の派生系でしょう。
つまり浮かれ具合や、高揚感を表しています。
「るんるん」は同じ音を繰り返す事により、強い言葉(完結した単語)となっていますが、「る〜ん」は繰り返しを行わず、代わりに「〜」を用いる事でリズムが延び、「きゃ」との接続を音的に可能にしています。
そして、高揚感を表す「る〜ん」に女性を表す「きゃ」が結び付く事で、「高揚している女性」転じて「魅力的な女性」=「可愛い」になる訳です。
また、「きゃ」そのものにも楽しむ様が含まれているので、両者の相性は非常に良く、互いに効果を強めています。

つまるところ、「きゃる~ん」は可愛さを表している、で間違いない!

おわりに

という訳で、謎のオノマトペ「きゃる~ん」の真実に迫ってみました。いかがでしょうか?
核心を突く言及は出来なかったものの、有力な語源の発見と音の解析が出来たので比較的満足です。

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全く可愛くないめだかちゃんでも、なんとなく可愛く見えてしまう強力なオノマトペですね。
むしろ最近はあまり使われなくなってきたかも??という気がしなくもないですが、気になったのでまとめてみました。

ではまた。