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黄色は止レマ

エッセイあるいはただの戯言

(レビュー)Andy Stott - Too Many Voices

音楽 感想

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4枚目のフルアルバムですね。リリースされている事に全く気付かず、やや遅ればせながらのリスニングです。

一言、傑作!

Andy Stottを語る上で外せない要素が歪みでしょう。
前作での音探求は明らかにそこをフィーチャーしていて、歪んだリズムを何処までミニマルに展開させて行けるか、という野心作でした。
しかし本作では近年のベースミュージックからの影響を隠さず、より総合的なバランスを図っている様に感じます。一言で言えば、キャッチャーになった。
故に歪んだリズムも良い塩梅になっていて、確固たる個性へと繋がっています。

Luxury Problemsが自身のミニマルミュージックスタイルを経た後の「足し算」だったなら、Faith In Strangersは「引き算」のアルバムだった。
そして本作Too Many Voicesはそれらの成果を惜しみ無く出した結果なのでは。
正に今迄の音探求の集大成とも言える出来。

殴りつける様な低音と艶やかなボーカルのアンサンブルは正に「暴力的な美」と形容したい。

素晴らしいアルバムです。

MV "Butterflies"